シェイカーの役割

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バーの醍醐味としてシェイキングは外せませんね。
まず、なぜ行うのか? 1)温度調整、2)素材に気泡を含ませる、3)混ぜ合わせるが主な目的です。

1) ウィスキー等の常温の場合、氷を入れて冷やすのですが、ジン等は冷凍庫保存(-15℃)に対し氷(0℃)で作るので温度が上がる事になるので温度調整となります。
2) シェイカーのストレーナー(注ぎ口のある部分)の網部分に素材を通過させる事とボディー(氷を入れる部分)の底に軽く氷をぶつける事により素材に気泡を含ませます。気泡が入る事によりカクテルの舌触りがまろやかになり飲みやすくなります。
3)混ぜる素材の内、卵と生クリームは混ざりにくく分離が早いのでしっかりしたシェイクが必要になります。

シェイキングは振り過ぎると水っぽくなり、少ないと一体感が出ないので1)2)3)は技術・経験の差がはっきり出ます。

注意) 好きなカクテルがあって、このお店はどうかな?ってオーダーは良いのですが、中途半端な知識でそのお店のバーテンダーの力量を図る様なオーダーは止めましょう。
誰でも試されて気分が良い人は居ないと思います。

 

2019年09月29日