ウィスキーのスモーキーフレーバー
▼をクリック
ウィスキーの風味は素材・樽香・スモーキーフレーバーの3つが組み合わさり個性を生み出しています。
今回はスモーキーフレーバーについてまとめてみます。
この名称は大麦主体のウィスキー(スコッチ・国産ウィスキー等)に使われます。
大麦は種子の時にはデンプンの状態で、このままではアルコールが作れません。
なので大麦を水に浸し発芽させます。この時に酵素が出来てデンプンが糖分に変化していきます。
この状態が続くと芽が糖分を吸収して育ってしまうので燻製により乾燥させて成長を止めます。
この乾燥(燻蒸)させる時に使うものがピート(泥炭)になり、この時に麦芽に付いた薫りがスモーキーフレーバーとなります。
ピート(泥炭)とは植物が蓄積し熱と圧力により炭化したものです。
特にアイラモルトに使われるピート(泥炭)は潮風と海藻の影響により正露○のような風味と表現がされますがスモーキーフレーバーはこれに限ったものではなく、あくまでも燻香の事を指します。(内陸のウィスキーは海の影響を受けないので正露○の様な香りがありません。)