ブレンデッドウィスキー

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モルト(大麦麦芽)を主体とするスコッチ・国産ウィスキーの市場の大半はシグルモルトとブレンデッドが占めています。(詳細は"スコッチのあれこれ"にて)
日本はどちらかというとシングルモルト好きの方が多い様です。
ブレンデッドはブレンド(混ぜる)シングルモルト比較して同年熟成物でも価格が安い2点がマイナス要素なのでしょうか?

シングルモルト・ブレンデッドを別な物で例えてみると。
シングルモルトは刺身、ブレンデッドは寿司と言った所でしょうか。
つまり、シングルモルトは蒸留所単体の個性(素材)を楽しみ、ブレンデッドはブレンダー(職人)の作品を楽しむと捉えればブレンドの見方が変わるのではないでしょうか?(カクテルだってバーテンダーのブレンドになります。)

価格については材料である大麦麦芽には税金が掛かっており、グレーンを使用するブレンデッドには低い税金と生産コストが少ない点(連続式蒸留器を使用)でシングルモルトより安くなります。(ビールと発泡酒みたいなものです。)
なので、価格の差による優劣は意味がないのです。(税金の差による価格は品質とは関係がないのです。)

また、風味ではシングルモルトには及ばないですが、ブレンデッドの良さはシングルモルトより色々な飲み方に対応し易い為、パーティー等の複数で飲むのに適しています。(ブレンドされている為、それぞれの飲み方に対して補える素材で構成されているので。)

この機会にシングルモルト派もブレンデッドを趣味の1つに加えてみては如何ですか?

2021年04月01日